説教主題_2024_04_28◆伝道礼拝◆戸川偕生牧師

タイトル 「きよくされる恵み」 聖書箇所:Ⅱコリント 6章 3~10節

 パウロはコリント人への手紙第二6章1,2節で、旧約聖書を引用して今は福音を伝えるときであると述べています。
そして6章4,8節で、自分は福音を宣べ伝える務めのためにイエス・キリストに召しだされた神のしもべであると自己推薦しています。

 パウロは、この務めを忠実に果たすためにどれほどの覚悟を持って活動しているかを述べています。
その具体的な内容が6章3~10節に書かれています。
福音を伝える務めがそしられないように、それは福音がそしられないことを意味しますが、福音に対するつまずきを与えないことを意識しての伝道態度が見られます。

 パウロは、精神的な面での苦難、苦悩、困難、肉体的な面でのむち打ち、入獄、騒乱、疲労、不眠、空腹、を体験しましたが、大いなる忍耐をもって純潔(潔白)と知識、寛容と親切、聖霊と偽りのない愛(アガペー)、真理のことばと神の力、義の武器(エペソ6:16,17参照)により神のしもべとしての務めを果たし、そこには喜びと満足があると告白しています。

 救いの福音はイエス様の尊い犠牲によるものであり、パウロを始めとする多くの伝道者の命がけの伝道で今に伝えられ、数多くの人が救いの喜びを得ています。教会も救われた人も福音を伝える務めが与えられています。
救いの恵みを頂けるのは今です。伝道できるのも今です。