説教主題_2024_04_07_戸川偕生牧師

タイトル 「新しく造られる」 聖書箇所:Ⅱコリント 5章 11~17節

 パウロは、コリント教会の少数派であってもパウロに反感を抱くことで信仰的につまずいている信徒のことを思い、自分がどのような思いで伝道活動をしているかを述べつつ、改めて福音の素晴らしさを伝えています。
5章10節にあるように、誰でもやがては神様の前に立たされ、さばかれなければならない(評価を受ける)ことを自覚していましたから、イエス様から直々に伝道者として召された者として、生きている限り、自分のことより神様からの使命を全うすることを第一にしていました。時には、気が狂っていると見られたりするほどでした。
外面的な面から自分を評価するのではなく、それだけの熱意をもって伝えている福音を信じて欲しいというのがパウロの願いでした。
気が狂ったように熱心になれる理由はパウロが福音の体験をしたからです。
ユダヤ教のエリ-ト信者で旧約聖書を知り尽くしたパウロは、旧約聖書に預言されている救い主はイエス・キリストではないとし、救い主と信じるクリスチャンを迫害し続けました。その活動中にイエス様から声をかけられ、イエス・キリストこそが救い主であることが分かりました。

 十字架、復活、永遠のいのち、再臨、神様のさばき、すべてを信じ理解したのです。パウロは、イエスキ・リストによって古い自分は死んで、新しい人になった(罪赦されて永遠のいのちを与えられた)と告白しています。イエス様を信じることは人生の価値観の転換です。自分で生きるのではなく神様によって生かされる神様第一の価値観に変えられることです。

新年度、神様によって新しく造られた者として歩んでまいりましょう。