説教主題_2024_03_24◆伝道礼拝(受難週)◆戸川偕生牧師

タイトル 「完了した証明」 聖書箇所:ヨハネ 19章 30節、Ⅱコリント 5章 1~10節

 来週はイースターです。イースターはイエス・キリストの復活と罪赦されイエス様を信じて亡くなった人の復活を証明するための歴史的事実です。

 イエス様は、このイースターのためにこの世に生まれられて苦しみ命を失うことがイエス様誕生の700年以上前に、イザヤによって預言されていました。特にイザヤ書53章には、イエス・キリストを指す「彼」という表現で苦しみの様子とその意味が具体的に記述されています。
パウロは、イザヤ書にある「彼」がイエス・キリストであることが分からず、イエス・キリストを信じるクリスチャンを迫害していました。

 ところが、復活されたイエス様に出会い直接声をかけられたことで、「彼」こそが、旧約聖書に預言されている救い主であることが分かり、一転して熱烈なクリスチャンになりました。しかもイエス様から、異邦人への伝道者になるよう任命されたことで命を懸けて伝道活動をするようになりました。パウロの伝道の核は、イエス様の復活の事実とクリスチャンの復活の確約です。この世のことより永遠の栄光に目を向けるよう繰り返しています。イエス様の十字架の死と復活によって、罪の赦しと天国の望みが証明されました。イエス様は十字架上で息を引き取られる時「完了した」と叫ばれました。人間の罪の赦しの道が開かれたという宣言です。

 自分が神様の前に罪人であることを告白し、その罪に対する罰である十字架刑をイエス様が身代わりに引き受けてくださったと信じるならば、罪のない義人とされて、イエス様の復活と同じ復活ができるのです。
父なる神様は、私たちのためにイエス様を復活させられました。