説教主題_2024_03_17_戸川偕生牧師

タイトル 「忍耐する力」 聖書箇所:Ⅱ コリント 4章 16~18節 

 パウロはコリント教会全体の悔い改めのため、繰り返しイエス・キリストの十字架と復活の栄光、そしてクリスチャンに約束されている栄光のことを述べています。
16節 「ですから、私たちは落胆しません。」は、14節「主イエスを
よみがえらせた方が、私たちをもイエスとともによみがえらせ、あなたがたと一緒に御前に立たせてくださることを知っているからです。」と、自分たちの受けている苦難の故に落胆することはないし、外なる人(肉的に)が衰えても内なる人(霊的に)は逆に新たにされて行くのです。
「苦しみにあったことは 私にとって幸せでした。それにより 私はあなたのおきてを学びました。」(詩篇119:71)
パウロは常に永遠の視点に立ってこの世界の出来事、自分に起こる出来事を理解していました。神様目線に立つことを意味します。
17節、18節はそれを示しています。

この世で体験する苦難は永遠の視点で見るならば一時であり、軽いと言える。イエス・キリストの十字架と復活、私たちの復活と永遠のいのちは、それとは比べ物にならないくらい重い永遠の栄光なのです。
この世は有限であり、いつかは形を失い無になってしまいます。
そのようなものに目を奪われたり気を奪われたりする人生ははかないものです。「さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」(へブル人への手紙11:1)
信仰によって希望を確信し、忍耐する力を頂きましょう。