ご挨拶 | 教会の創設者の一人 新居姜子姉の証「聖夢」朗読 (mp3) |
創立時の牧師紹介者 新里貫一先生 |
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宣言文 |
尚、この作品には、現代では使われない言葉が含まれていますが、原作の歴史性を尊重して、そのまま朗読致しました。
※ホームページ上ではCD音声の全トラックを1つにまとめているため、トラックの区切りはありません。ご了承ください。
CD発刊にあたり
小冊子「聖夢」は、この教会の創立者である在米の新居姜子(きょうこ)姉妹が28歳で信仰を持たれて間もなく、夢の中でイエス様からはっきりと「我が名を故郷に紹介せよ」とのご命令を受け、それが30年後の1950年に実現したことを記した証であります。教会創立70周年を記念し「聖夢」の抜粋朗読CDを製作いたしました。
このCDを通して「主は生きておられる」ことを実感していただければ幸いです。新居姜子姉妹は、101年前鎌倉の七里ガ浜海岸沿いに建てられた結核療養所「恵風園療養所」の創始者中村春次郎博士の長女として誕生されました。23歳の時渡米し、現地で仕事をされていた日本人新居三郎氏と結婚されました。二人のお嬢さんが与えられ、そのお二人が同時に入院されたとき看病の傍らたまたま読んだ本が聖書でした。新居姉妹28歳の時でした。お嬢さんが退院された後も夢中になって聖書を読み、ついに信仰を持つようになりました。信仰を持たれて間もなく見た夢がまさに、故郷鎌倉に教会を建設せよとの「聖夢」でした。神様は新居姉妹を用いて、ご自身を紹介するため、鎌倉の地(恵風園敷地内)に教会を建設されました。
その「聖夢」が実現してから70年、神社仏閣の町鎌倉の腰越に十字架は掲げられています。当教会は「腰越独立教会」から「鎌倉海岸キリスト教会」と名前は変わりましたが、新居姉妹がしっかりと持っておられた「聖書は誤りのない神のおことば」の信仰を引継ぎ、聖書を字義通り解釈する立場に立って歩んでおります。1949年10月16日教会建設の鍬入れ式の時、私は初めて新居姉妹にお会いしました。私が6歳の時でした。子どもの私でも印象に残る迫力を感じるおばさんでした。
中村春次郎先生にもお会いしました。長いあごひげの優しいおじいさんでした。
当時恵風園の理事長であった新居姉妹の実弟中村善雄先生も優しい感じの方でした。
現在、恵風園クリニック院長の中村力(つとむ)先生は中村善雄先生の息子さんで私と一歳違いでしたので、良い遊び仲間になりました。
70年の歳月は環境を大きく変えてきました。70年目にあたり、神様は新しいことを始めようとされているように感じられます。70年のバビロン捕囚から解放され神殿建設を命じられた選民イスラエルのようにです。
約100年前、イエス様から新居姉妹に与えられた「我が名を故郷に紹介せよ」とのおことばは、新居姉妹と今の鎌倉海岸キリスト教会への御命令であります。
同時に、その御命令は御心に従ってイエス様を宣べ伝えて行くならば神様は必ず守り導いてくださるとの契約でもあります。
主はご自分の契約を とこしえに覚えておられる。
命じられたみことばを 千代までも。
<詩篇105:8>
70年の主のお守りとお導きを感謝し、これからの主の御業に期待しつつ。
2020年9月
鎌倉海岸キリスト教会 戸川偕生