説教主題_2025_08_17_山中直義師

タイトル 「あわれみ深い忠実な大祭司」 聖書箇所:へブル人への手紙 2章 10~18節

 ヘブル人への手紙は、背教や迫害の危機にあったユダヤ人クリスチャンに宛てて書かれたものだと考えられます(キリストへの信仰を棄ててユダヤ教的制度に戻ろうとすることについては6:4-8; 10:26-29など、迫害については10:32-34; 13:3などを参照)。そんな者たちに対して本書は、イエス・キリストの卓越性とその救いの確かさを示し、信仰を堅く保ち、キリストにある希望を放棄しないように読者を励ましています(3:12-15; 4:14-16; 6:11,12; 10:23-25; 12:1-3などを参照)。

 今朝の聖書箇所である2章10-18節は、神の御子である主イエスが、人を罪と死から解放するために血と肉を持つ人となってくださり、試みを受けて苦しみ、死んでよみがえることによってあわれみ深い忠実な大祭司となってくださったことを教えています。それは、神の恵みによることであり、この主イエスは私たちの弱さに寄り添い、試みの中で苦しむ私たちを助けてくださるのだと教えています。

 信仰の歩みを続ける中で、私たちは様々な苦難を経験することがあります。そんな中で、主イエスを信じる信仰を放棄しそうになることもあるかもしれません。しかし聖書は、私たちに与えられている神のみことば、福音をますますしっかりと心に留め、私たちの信仰の創始者であり完成者であるイエスから目を離さないようにと励ましています。あわれみ深く忠実な大祭司である主イエスは、必ず私たちを助けてくださるお方なのです。