タイトル 「生きることとは」 聖書箇所:ピリピ 1章 12~26節
今日の箇所は、パウロ書簡の中でも「喜びの手紙」と呼ばれているものです。喜びとはいいますが、実際にパウロがピリピの信徒へ手紙を送った時、彼は軟禁されている状態で、ローマ皇帝の裁判を待つ囚人でした。それも、何かの咎で投獄されたのではなく、福音を語ったことによってです。にもかかわらず、パウロは手紙の中で繰り返し「喜び」を口にしています。それは、パウロの人生の目的、即ち、福音宣教の働きが成されていたからでした。
パウロは軟禁生活中も彼を訪ねて来る人に福音を伝え、監視の衛兵ですらイエスを信じる光景を目にしていました。どのような形であっても、福音宣教が導かれていることを指し、パウロは喜びだと言っています。これらを、パウロは「生きることはキリスト、死ぬことは利益」だと告白しています。私たちも人生をふと振り返ると、「何のための人生なのか」を問う瞬間があります。それはまさに、「人生を通してイエス・キリストを表す」ことです。
四旬節の今、私たちはイエスさまの十字架の道を黙想し、その足跡を辿っている道中にあります。イエスさまの献身に倣いつつ、私たちもパウロのように生き様を以て主を証しして参りましょう。