説教主題_2018_03_11_山中直義師

タイトル:「ここを離れないで」  聖書箇所:マタイの福音書26章36~46節

 十字架にかかられる前夜、主イエスは弟子たちと一緒にゲツセマネ(「油搾り」の意)という場所に来られました。主イエスはそこで、死ぬほどの悲しみを覚えつつ、弟子たちに「ここを離れないで、わたしといっしょに目をさましていなさい」(38節)と命じ、ひれ伏して切なる祈りを捧げられました。しかし、そんな主イエスのすぐそばにいながらも、弟子たちは眠りこんでしまいます。
 霊的な眠りに陥り、主イエスのもとから離れて行く彼らに、私たちの姿が重なります。しかし、そのようにして三度も眠ってしまった弟子たちでしたが、主イエスは彼らを見捨てることなく、「立ちなさい。さあ、行くのです」(原文では前半は受け身形の命令形、後半は一人称複数形。私訳「起こされなさい。さあ、行こう」)(46節)と声をかけられました。そのことば通り、主イエスは、主イエスのもとを離れて行こうとする弟子たちをはじめとする罪人たちの霊的な目を覚ますために十字架にかかってくださいました。
 そして、死者の中からよみがえられた主イエスは、私たちに「一緒に歩もう」と声をかけていてくださいます。「ここを離れないで」と切に願っていてくださる主イエスのそばにとどまり続けるために、御霊の助けを仰ぎつつ、「目をさまして、祈り」(41節)ながら歩ませていただきましょう。