2016年 12月25日 鎌倉海岸キリスト教会月報
アドベントそしてクリスマス
以前はプロテスタントの教会、特に福音派の教会ではアドベント(待降節)を意識することはありませんでした。
最近はアドベントも大切な教会行事として持つようになってきました。
ですから、アドベントについて明確な知識理解がないまま、アドベントを持っている教会が多くあります。
当教会も先代牧師の時はアドベントを持っておりませんでした。
昔は、神学校でアドベントについての学びが重視されていなかったためと思います。
なぜそうであったのか、「信徒の友」という雑誌の最近号にこう書いてあります。
北米教会を主なルーツとする、私たち日本の福音主義教会の歩みの中にあっては「教会暦」に関心が向けられることはまれであったと言わざるを得ないでしょう。なぜなら、福音主義教会は、教会暦を重んじすぎるが故に霊的な活力を失って形式的になってしまったローマカトリック教会や英国教会に反対しなければならなかったからです。特に英国教会が教会暦に従って礼拝の式文、祈祷文を定めて「祈祷書」として、厳格に之を守ることを要求したのに対して、ピューリタンの人々は、そのような形式的統一を好まず、信仰の生きた自由を求めたのです。北米に渡ったこのような姿勢は、教派の別を超えて強く受け継がれました。
この流れを受け継いだ日本のプロテスタント教会もまた、いまだに教会暦を用いることに抵抗を覚える教会も少なくありません。けれども今、日本の教会はクリスマスを祝い、イースターを祝い、ペンテコステも覚えるようにしています。クリスマスの備えとしてアドベントも持つようになっています。
なぜでしょうか。それは伝統的習俗が「暦」として生きている日本という伝道地においては、教会暦を基とする信仰生活が大切な働きをするからです。時には、世間の暦とのズレをも感じながら、地上を旅する神の民として、既に神の国を生き始めていることを実感しつつ歩むのです。
アドベントはラテン語アドベントゥス(到来)から来ています。主の来臨の希望、そして再臨の希望も含みます。再臨の心備えをする時です。霊的に眠っている者は目を覚まさなければなりません。「目を覚ましていなさい」とイエス様は言われています。
アドベントのろうそくの色は悔い改めを表す紫または青を用います。それを四本、一本ずつ四週かけて灯し、五週目のクリスマスにキリストの光を象徴する白色のろうそくに点灯いたします。
クリスマスには悔い改めを表す四本のろうそくと、世の光イエス様を表す白色のろうそく、計五本のろうそくを灯してクリスマスの喜びと感謝を表します。
大事なことは形式よりもアドベント期間中の心備え、そしてその先のクリスマスを迎える心の在り方です。
イエス様の再臨を待望しつつイエス様の初臨であるクリスマスをお祝いいたしましょう。