タイトル 「主のことばは力強く広まり」 聖書箇所:使徒の働き 19章 1~20節
『使徒の働き』には、「イエスが行い始め、また教え始められたすべてのこと」(1:1)が、その後どのように受け継がれていったのかが記されています。主イエスを信じる者たちに聖霊が臨み、彼らは力を受け、イエス・キリストの証人として「エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで」(1:8)主のことばを宣べ伝えていきました。
今朝の聖書箇所(19:1–20)は、パウロの第三次宣教旅行(18:23–21:16、AD 53–57年ごろ)の一部、特に三年間(cf. 20:31)に及ぶエペソでの伝道について記しています。1–7節では、「ヨハネのバプテスマ」しか知らなかった「弟子」たちに主イエスの福音が語られ、聖霊が彼らに臨んだことが記されています。8–10節では、パウロの活動がユダヤ人の会堂から町の講堂へと移り、二年間の宣教の結果、「アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた」と記されています。11–19節では、神がパウロの手によって驚くべき力あるわざをエペソで行われ、その結果、人々が恐れを抱き主イエスの名をあがめ、信仰に入った者たちが魔術などの行為から悔い改めたことが記されています。そして20節には、総括として「こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった」と記されています。エルサレムでのペンテコステから始まった福音宣教は、わずか二十年ほどでアジア全域に広がったのです。
『使徒の働き』は、宣教は「聖霊の働き」であると教えています。イエス・キリストを信じる者たちに聖霊が臨んだとき、彼らは「イエス・キリストの証人」として「主のことば」「イエスの福音」を宣べ伝えました。そして、この「主のことば」を聞き、「イエスの福音」を信じた者たちは救われ、聖霊を受け、主の教会に連なり、さらに聖霊に導かれて「主のことば」を人々に宣べ伝えていきました。こうして現在の私たちにまで主のことばが届けられ、私たちは救いに与る者とされました。聖霊は今も変わることなく私たちに臨み、同じ働きを続けていてくださるのです。