タイトル 「喜びの声ははるか遠くまで」 聖書箇所:ネヘミヤ記 12章 27~47節
今日の聖書箇所は、「エルサレムの城壁の奉献式」(27)について記しています。それは、大いなる「感謝」と「喜び」に満たされて行われました(27,31,43)。
ネヘミヤ記の主題でもある「エルサレムの城壁の再建」は、単なる防衛上の事柄ではありませんでした。それは、罪を犯して主から離れていた者たちが、主によって罪赦され、もう一度主の民としての歩みを始めたことを象徴する出来事でした。
以下、バビロン捕囚から城壁再建までのイスラエルの民の歩みを簡単に記します(メッセージでは、それぞれの出来事が持つ意味について話します)。
前586年 バビロン捕囚(エルサレムの町と城壁と神殿が完全に崩壊。
民は約束の地を離れてバビロンに連れて行かれる)
前539年 キュロス王による帰還命令(総督ゾロバベルと大祭司ヨシュアを
はじめとする第一陣帰還民の帰還)
前538年 祭壇の再建。
前537年 神殿の礎を据える。その後、神殿の再建は中断される。
前520年 神殿の再建が改めて始まる。(預言者ハガイとゼカリヤによる励まし)
前516年 神殿が再建される。
前474年 モルデカイとエステルらの働きにより、ユダヤ人を滅ぼす陰謀から救われて勝利する。
前457年 エズラをはじめとする第二陣帰還民の帰還。律法教育の再建。
前445年 ネヘミヤの帰還。ネヘミヤの指導の下、わずか五十二日で城壁が再建される。
祭壇、神殿、律法教育、城壁の再建という約百年に亘る歩みは、礼拝の再建の歩みであったと言えます。そしてそのために、祭司とレビ人の働きが再建され、その働きを支える主の民の信仰も再建されていきました。その挑戦は決して容易なものではなく、民は何度も諦めそうになりました。しかし、その度に主がご自身のしもべたちを用いて民を励まし、守り、その手を強めさせてくださったのでした。そうして、主に背き続けた結果として焼け崩れていた城壁が再建されたのでした。
その日、主の民は大いなる感謝を主にささげ、喜びに満たされました。そして、主に感謝して主を喜ぶ民の声ははるか遠くまで聞こえ、主がどのようなお方であるのかが証しされたのでした。
鎌倉海岸キリスト教会設立から75年を迎えた今、私たちも改めて主に感謝し、礼拝を重んじ、大いなる喜びをもって主を証しする者たちであらせていただきたいと願います。